Terraブロックチェーン上のステーブルコイン「UST」の時価総額は、2021年1月に約230億円でしたが、2021年12月には約1兆1,500億円を超える急成長をみせました。
Terraプロジェクトは、なぜここまでの急成長を実現できたのでしょうか。
価格が急上昇した一因として、Terraにステーブルコインを預けて約20%の利回りを得られるDiFiプロジェクト「Ancher」の開始が背景にあります。
他にも以下のような要因や将来性があります。
- 分散型のステーブルコインを発行し、すでに現実世界の決済手段として使われている
- 数々の大手企業からの出資
- 2025年には通貨の価格が3万円台になるのではないかといわれている注目のコイン
Terraの特徴や将来性が期待されている理由をわかりやすく解説するので、ぜひご覧ください。
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引用:Coincheck公式
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Contents
Terra(テラ/LUNA)とは
Terraとは韓国初の「分散型ステーブルコイン」を特徴とした仮想通貨プロジェクトのことです。
メモ
ステーブルコインとは、別の資産(多くの場合、米ドル)にペッグ(連動)されている仮想通貨のこと。例えば、米ドルにペッグされているステーブルコインの場合、米ドルを価格の裏付けとしているためドル価格と連動する性質がある。Terraが発行しているステーブルコインは複数の法定通貨にペッグされている。
既存の中央集権的な組織と違い、Terraは分散型組織でありプロジェクトの透明性が高い点が特徴です。
また複数のブロックチェーンと接続できるため、Terraは世界最大のプロックチェーン決済ができるプロジェクトになる可能性があり、大きな注目を集めています。
LUNAとは
プロジェクト名 | Terra |
シンボル | LUNA |
トークン価格(2022年2月現在) | 8,543,74ドル |
時価総額(2022年2月現在) | 3,219,255,907,491.87ドル |
時価総額ランキング(2022年2月現在) | 9位 |
最高価格(2022年2月現在) | 11,940,64ドル |
LUNAはTerraで使用されるガバナンストークンのことで、プロジェクトの運営方針の決定に対する投票権が得られます。
また、LUNAはTerraが発行するステーブルコインの価格維持に使用されるため、プロジェクトにおいて重要な役割を果たします。
LUNAを保有するメリットは他にもあり、LUNAの決済時における手数料を得ることが可能です。
LUNAの価格は2021年に急上昇しており、市場の拡大に注目が集まっているトークンです。
Terra(テラ/LUNA)の特徴
Terra(テラ/LUNA)の特徴は3つあります。
- 分散型のステーブルコイン
- レンディングプラットフォームの提供
- グローバルな決済手段となるポテンシャル
詳しく解説していきます。
分散型のステーブルコイン
Terraは仮想通貨の価格を安定させるために「分散型ステーブルコイン」の仕組みを取り入れています。
分散型かつ独自のアルゴリズムをもつTerraは、不正が起こりにくいといったメリットがあります。
Tether社の発行するUSDTは米ドルと連動する代表的なステーブルコインですが、不正疑惑により、米司法当局に起訴されるといった不祥事がありました。
その一方で、Terraは特定の管理者がいないため、プロジェクトの透明性が高く、今後も取引に使われやすいでしょう。
TerraはガバナンストークンのLUNAと、複数の法定通貨とペッグしたステーブルコインを連動させており、LUNAトークンの発行を調整して価格を保っています。
Terraが現在(2022年2月)発行している分散型ステーブルコインは以下の3つです。
- 米ドル…Terra USD(UST)
- 韓国ウォン…Terra KRW(KRT)
- モンゴルトュグルグ…Terra MNT(MNT)
詳しくは以下の説明を参考にしてください。
- USTの価格が低いとき(供給過剰なとき)
→システムがLUNAトークンでUSTを買ってUSTの供給を減らす - USTの価格が高いとき(需要超過なとき)
→新規発行したUSTでLUNAを買い、LUNAをバーン(永久的に通貨の価値をなくすこと)することでUSTが供給されるため需要が減少する
今後、Terraの分散型ステーブルコインは種類が増える予定です。
レンディングプラットフォームの提供
Terraは2021年3月に「Anchor」と呼ばれるステーブルコインの預金サービスを開始しました。
Anchorは、Terraにステーブルコインを預けることで約20%の利回りを得ることができるサービスです。
実際に、サービス開始後は、多くのユーザーがAnchorを利用したことで、Terraの価格が500円台から2400円台まで急騰したことがありました。
5%の利回りが平均と言われている株式投資の世界で、20%のリターンが得られるTerraはこれからも流行りそうですね。
Anchor Protocolについては、こちらにわかりやすく解説しているので是非参考にしてください。
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グローバルな決済手段となるポテンシャル
Terraプロジェクトは「人々を不透明な手数料から解放する」というテーマを掲げており、グローバルな決済手段となる可能性を秘めています。
取引処理能力が15TPS(1000取引/秒)であるEthereumに対して、Terraは1000TPS(1000取引/秒)と圧倒的な決済スピードを実現しています。
その一方で、既存産業のライバルはクレジットカード会社となっています。
なぜなら、クレジットカードは決済手数料を店舗が負担をするため手数料を顧客が払わなくてもいいのですが、Terraを利用する際は顧客がTerraに直接手数料を払わなくてはいけません。
とはいえ、銀行ATMのように便利なサービスにはお金を支払うのがユーザーの心理です。
Terra独自の分散型ステーブルコインの仕組みを活用し、良質なサービスを提供することで、クレジットカードに代わる決済手段となる可能性は十分あり得るでしょう。
Terra(テラ/LUNA)の今後の将来性
Terra(テラ/LUNA)が将来的に期待できる理由は4つあります。
- LUNAの価格チャートと動向
- 数々の企業からの出資
- 今後のTerra(テラ/LUNA)実用化
- 他のブロックチェーンへの展開
1つずつ詳しく解説していきます。
LUNAの価格チャートと動向
2021年のLUNAの価格チャートは、全体的に上昇傾向でした。
DiFi(分散型金融)やNFT関連の分散型市場の人気が集まったことや、新規プロジェクトのリリースが影響したと考えられます。
2021年LUNAの価格は、年初65.05円から最高値は11,408.65円まで急騰していましたが、5月下旬は500円台前後まで価格を下げました。
9月には、プラットフォームのインフラ開発「Project Down」を発表し、価格を4,700円まで戻しました。
数々の企業からの出資
数々の企業から出資を受けているTerraはプロジェクト開発に必要な資金が集まりやすくなっており、新しいサービスの開発が期待できます。
TerraのDiFiプロジェクトに期待をしている企業が多いからだと考えられます。
実際に、TerraはBinance、Lab、Huobi 、Capital、OKExなどの有名企業から、合計で約3,200万ドルの出資金を集めています。
今後もさらに協力企業が増える可能性が高く、資金が集まれば新たなサービスの開発が期待できますね。
他のブロックチェーンへの展開
Terraは、Cosmosネットワーク上に構築されており、独自の「Cosmos SDK」を使用して他のブロックチェーンと相互に接続することが可能です。
実際にTerraはSolanaブロックチェーンと連携しており、スピーディーな取引を実現しています。
現在100以上のプロジェクトと連携しているSolanaブロックチェーンとつながることで新規ユーザーの増加が期待できます。
今後も提携先が増えていくことで、他のブロックチェーンと相互運用が可能となり利便性が向上することでユーザーが増えていくと予測されます。
今後のTerra(テラ/LUNA)実用化
Terraのサービスが実用化されていくことで、ユーザーが増えていくと予想されます。
Terraはアジア圏ですでに実用化されています。
一例として、韓国では43万人がTerraを決済手段として使うことができるスマホ決済アプリ「CHAI」を利用しており、大手コンビニやネット通販の決済に導入されています。
また、同じようにTerraを決済手段として使うことができるモンゴルのスマホ決済アプリ「MemePay」は月間約4万人のユーザーが利用しています。
したがって、アジア圏で実用化されているTerraは、国をまたいだ決済手段として、今後もユーザーが増えていくことが期待できます。
Terra(テラ/LUNA)の始め方・買い方
Terra(テラ/LUNA)を買うには、以下の3つの手順が必要になります。
- 国内取引所でビットコインかイーサリアムを購入する
- 海外取引所bybitに送金する
- bybitでLUNAを購入する
それぞれ、順番に解説します。
①コインチェックなどの国内取引所でビットコインを購入する
まずは、国内取引所でビットコイン(BTC)かイーサリアム(ETH)を購入します。
どの国内取引所にするか迷っているのであれば、定番のコインチェック(Coincheck)でビットコインを買うのがおすすめです。
コインチェックの口座開設方法は以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
②bybitなどの海外取引所にビットコインを送金する
コインチェックでビットコインを購入したら、Terra(テラ/LUNA)が購入できる海外取引所に送金しましょう。
※記事執筆時点では、LUNAの取り扱いは海外取引所のみとなります。
ここでは取引量世界No.1でLUNAの取り扱いのあるBybit(バイビット)がおすすめです。
bybitの口座開設方法は以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
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③bybitでTerra(テラ/LUNA)を購入する
Bybit(バイビット)で、送金したビットコインをTerra(テラ/LUNA)に交換しましょう。
これで、LUNAトークンへの投資は完了です!
Terra(テラ/LUNA)の今後の将来性まとめ
Terraはすでに実用化が進んでおり、今後はグローバルな決済手段となる可能性があります。
また、分散型ステーブルコインの安定性を確立し、既存のステーブルコインとの差別化を図ることができれば、さらに価格の上昇が期待できます。
本記事の要約
- Terraは他のブロックチェーンとの相互接続が可能
- Anchor Protocolを使用してTerraにステーブルコインを預けることで約20%の利回りを得ることができる
- Terraは今後、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)の取引に使用できる予定
他のブロックチェーンとの接続やDeFiやDEXの取引が実現すれば、更なる新規ユーザーの流入が期待できるため、今後のプロジェクトの進行に期待しましょう。